コハク酸とは

ダーツ
コハク酸とは、呈味性と緩衝作用が特徴の果実酸(フルーツ酸)の一種で、主に、清酒、味噌、醤油等の調味料に使用される。コハク酸は、無〜白色の結晶または白色の結晶性の粉末で、においがなく特異な酸味がある。化粧品成分としてのコハク酸は、pHをコントロ-ルし、肌をひきしめるために用いる。同じ系列の化合物に、コハク酸2Na(pH調整)、コハク酸Na(pH調整)、コハク酸ジオクチル(エモリエント効果)がある。
清酒では、コハク酸濃度が少ないと淡麗、多いと醇な酒になる。コハク酸の酸性度は、約1%の水溶液でpH2.7である。体内では新陳代謝を促進する、TCA回路の一段階にある物質。酒を化粧品に入れているローションなどには、必ずコハク酸が含まれる。